-1- 从加班文化看日本人的勤勉精神
摘
要 至今为止，有很多学者对日本的加班文化和勤劳精神进行了研究。但是，这些先行研究主要是探讨日本人的加班现状以及勤奋精神产生的原因，并未深入分析说明其深刻的社会背景和在不同时代之下加班文化的影响。
本文通过加班文化来分析日本人的勤奋精神，通过这样的分析研究来加深对日本人国民性格的理解。为此，本文收集了日本人加班和勤劳精神相关的文献，并查阅了关于日本企业劳动现状等相关的社会调查数据。本文主要运用文献分析法和问卷调查法来研究日本人的加班和勤精神。
本文通过研究日本的加班文化，分析探讨典型日本人的勤奋工作精神，形成加班文化的特有的复杂原因，并且论证加班文化所带来的正面以及负面影响，以此来深化对日本文化的认知和理解。
关键词
加班文化；勤奋精神；国民性格
-2- 残業文化から日本人の勤勉精神を見る 要
旨
本稿は主に文献分析法とアンケート調査法を用い、日本人の残業と勤勉精神を研究する。今まで、日本人の残業と勤勉精神についての研究は少なくない。これらの先行研究は主に日本人の残業歴史と勤勉精神の原因について行われるが、その深い社会背景と異なった時代における残業文化の影響を詳しく説明しない。その結果、日本人の残業と勤勉精神に関する文献を集め、日系企業の労働現状などについてのアンケート調査の資料を調べる。
本稿は残業文化から、日本人の勤勉精神を考察した。本稿の考察を通じて、日本人の国民性に対する理解を深めることができると思う。
関連の統計調査のデータを踏まえ、日本人の勤勉精神と残業文化の形成要因は複雑であることが判明した。時代の流れにつれて、日本の残業文化が社会に与える影響は異なる特徴を示している。本稿では、先行研究が不足しながら、日本の残業文化の形成原因と時代別の影響を詳しく分析し、日本文化に対する認識を深めることができると考える。
キーワード
残業文化
勤勉精神
国民性
-3- 目次 摘
要 .................................................................................................................. 1 要
旨 .................................................................................................................. 2 序 論 .................................................................................................................. 4 第 1 章 残業文化と勤勉精神の背景と原因 .................................................. 2
1.1 日本の国情と経済状況 ........................................................................... 2
1.2 日本の高齢化 ........................................................................................... 3
1.3 企業の原因 ............................................................................................... 4
1.4 個人の原因 ............................................................................................... 5
1.5 家庭の原因 ............................................................................................... 5
第 2 章 残業文化の日本社会に対する影響 .................................................. 6
2.1 戦後混乱期：影響がまだ弱い ............................................................... 6
2.2 高度成長期：プラスの影響を与える ................................................... 6
2.3 安定成長期：企業文化になる ............................................................... 6
2.4 バブル経済期：マイナスの影響を与える ........................................... 7
第 3 章 日本残業文化の啓示 .......................................................................... 8
3.1 日本残業文化に対する反省 .................................................................... 8
3.2 中国社会に対する啓示 ............................................................................ 8
結論 .................................................................................................................... 10
謝辞 .................................................................................................................... 11
参考文献 ............................................................................................................ 12
哈尔滨理工大学学士学位论文
-1-
序論
国際市場の競争が益々激しくなっているが、戦後の不利益な経済環境に取り巻いた日本は難局を打破し、世界の経済強国に成長した。これは日本人の勤勉精神と深く関わっていると考える。日本人の勤勉さは働き蜂と呼ばれるほど、世界で広く知られている。日本特有の残業文化が形成する同時に、過労死、過労自殺などの深刻な社会問題を引き起こし、世論が沸き起こっている。残業文化は日本社会にプラスの影響を与える一方、マイナスの影響も及ぼし、諸刃の剣と言える。日本人の残業文化を具体的に研究したいと思う。即ち、残業文化の形成要因を考察し、時代別に、残業文化の影響を具体的に究明しようと思う。そのうえ、日本の残業文化は中国の経済発展にどのような示唆を与えるかを検討したいと考える。
本稿は日本の残業文化と勤勉精神について考察する。主に文献分析法とアンケート調査法を利用し、日本残業文化と勤勉精神の形成原因を究明し、その影響を分析し、その中からの示唆や啓示を明らかにする。
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-2-
第 第 1 章 章
残業文化と勤勉精神の背景と原因 1.1 日本の国情と経済状況
日本の残業と勤勉さはその国情、経済の発展状況に深く関係している。海に囲まれた島国として、日本は豊かな水資源、森林資源を持っているが、耕地、エネルギー資源が乏しいのである。それは日本経済の成長を制限している。国土が狭いので、より多くの耕地を開墾できない。人口数の増加、技術発展の停滞により、直ちに資源不足の危機に陥る可能性が高い。江戸時代以来、資源不足の問題が益々深刻になっている。そして、環太平洋造山帯とアルプス・ヒラマヤ造山帯という二つの造山帯に位置し、地震や火山活動が活発している。それで、日本では、地震、津波などの天灾が頻繁に発生している。このような自然環境に置かれる日本人は乏しい資源を最大限に利用し、勤勉に働かなければならないという意識が形成したのである。例えば、有限の耕地資源にできる限り多くの労働を投入し、耕地の収益をあげる。このような勤勉な労働習慣の影響で、現代日本人は限られる時間に、できる限り多くの仕事を完成しようと思うようになる。また、日本人はその日の仕事を当日に終わらせなければならないという考え方を抱いている。このような考え方の影響で、日本人は当日の仕事量を完成するため、必死に働くほかに、よく残業している。関連の統計によれば、バブル崩壊の 1990 年でも、日本の職員の年間労働時間が 2044 時間にも達した。日本人の平均年間労働時間は欧米諸国の人々よりほぼ 50～200 時間が多かった。日本の年間仕事日は欧米諸国より、約 25～60 日も多かった。
表 2 が示すように、残業の理由は当日の仕事量の完成のほかに、「査定に影響する」もある程度の割合を占めている。それは日本人の危機意識に関連している。つまり、残業しなかったら、査定の結果にマイナスの影響を与え、さらにその仕事を失う可能性もあると思い込む日本人はたくさんいる。天災の多発、自然資源の欠乏により、日本人は元々強い危機意識を持っている。日本人はより一層努力して初めて、先天の不足を補うことができるという考え方を持っている。それで、職場においても、日本人は常に危機意識の駆使で、勤勉に働き、会社での残業だけでなく、サービス残業、持ち帰り残業もしっている。
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-3- 1.2 日本の高齢化
表 1 高齢世代人口と生産年齢人口の比率 出所：内閣府：平成 23 年版高齢社会白書 日本の法定労働時間が 1 日 8 時間で、週休二日制、週間に 40 時間労働し、月間に 160 時間労働する。しかし、実際の労働時間は性別、年齢、職種、業種、役種などによって、大きくことなっている。小倉一哉氏と労働政策研究・研修機構の調査から分かるように、性別別に見て、男性の労働時間が 199 時間となり、最も長く、年齢別に見て、30 代で 203 時間、40 代で 199 時間、それぞれ 1 位と 2 位となった。すなわち、30 代と 40 代の人々は主な労働力である。しかし、周知のように、日本の高齢化問題が非常に深刻である。医療技術の発展及び生活条件の改善とともに、死亡率が大幅に下がっている。一方、女性の高学歴化及び社会進出の増加によって、新生児の出生率も遥かに減少している。したがって、労働人口数は急激に減っている同時に、高齢者の介護と養老を支える人数も年々と減少している（表 1）。
高齢化問題の深刻化によって、主な労働力の社会的負担がより一層重くなる。このような重い負担の下で、日本の職員は毎日に、限られた時間を最大限に利用し、できるだけ多くの仕事を完成しなければならない。また、前述のように、休暇時間も利用し、サービス残業や持ち帰り残業をし、より多くの仕事を完成する職員も大勢いる。こうした中に、日本特有の残業文化が形成したのである。
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-4- 1.3 企業の原因
表 2 日本人の残業をする理由 出所：小倉一哉の『エンドレスワーカーズ～働きすぎ日本人の実像』 仕事量、危機意識のほかに、ほかの残業の理由は様々に存在している。表 2 は小倉一哉による日本人正社員の残業理由の調査結果を示したものである。以下で表 2 を利用し、日本の残業文化と勤勉精神が形成した主観的かつ客観的な要因を分析する。
まず、日本社会は非常に強い集団主義を基盤としている。日本企業は終身雇用制で、模擬家族的に運営している。つまり、職場は家族のような集団となり、運命共同体である。日本の正社員は常に働く会社に極めて強い帰属感を感じている。このような帰属感を持つため、日本人は会社に対する忠誠心、仕事への責任感を強化させる。それによって、職員は自発的に勤勉に働くことができる。表 2 が示すように、「業務量が多い」「仕事の性格」「人手不足」「納期」という残業理由の割合が非常に高い。それらの残業理由から、日本人は自分の仕事への責任感が強く、仕事を重視する姿勢を読み取れる。即ち、日本人は会社にもっと多くの収益を創出するため、個人的時間を犠牲しても、全力で担当する業務を完成する。これは集団意識の現れであると考える。
残業代も残業理由の一つとなる。表 2 によると、残業理由として残業手当を回答した者は約 4.6%を占める。特に残業代が高い会社では、職員はより頻繁に残業する傾向を示す。また、上司の機嫌を取るために、残業をする職員もたくさんいる。その場合に、残業する職員は常にわざと上司の前で自分の勤勉に働く姿を示す。上司が退勤するまでに、ずっと残業している。
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-5- 日本人は多様な残業理由を持っている。一つは日本職場での複雑な人間関係に深く関連している。しかし、アメリカ会社より遥かに激しい競争が存在している日本職場においては、明らかな上下関係があり、職位により業務内容と業務量が決まられる。また、会社内での昇進は仕事上の表現のほかに、同僚、部下や上司の評判も非常に重要である。評判されなければ、出世することもできない。このような過酷な社内競争に置かれる日本人社員は評判を得るために、ストレスを重ねても、必死に働き、残業する。また、日本人は日常生活で曖昧で婉曲な表現を利用し、あまり本音を言い出さない。競争の手段として、裏にはよく告げ口をする。しかし、勤務時間には、上司に告げ口をすることが不便である。従って、一部の職員は残業の時間を利用し、同僚の言行を上司に報告し、告げ口で上司にいい印象を残す。
表 2 が示すように、グラグラ残業と答えた者は 4.5%を占める。即ち、日本会社においても、仕事効率の低い社員も存在し、やむを得ず勤務時間を延長する場合がある。これも日本人の残業理由となる。そして、残業によって、疲れやすくなり、仕事効率がより一層低くなり、...